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Since 14.Jan.2009:08:29 プログラミングと絵のブログ
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マクロについては
Cみたいにdefine宣言でマクロの設定が可能

具体的には

-define(ERLANG, "Programming language Erlang").
-define(MACRO1(X, Y), {a, X, b, Y}).

2行目みたいに関数も使える

使うときは?を付けて?ERLANGとすると
その部分が文字列"Programming language Erlang"に置換される
?MACRO1("Erlang", 163)は
{a, "Erlang", b, 163}というタプルになる

タプルはなんかListみたいなやつ
何が違うかは知らん


あとErlangで特殊なのはリスト内包表記とか?

[処理 || パターン <- リスト, 条件].

リストを1つずつ条件に照らし合わせて
パターンマッチさせて
それを一番左ので処理してリストとして出力する
例えば

List = [{male, mash}, {female, seila},
  {male, gaia}, {male, ortega}].
List2 = [{man, X} || {male, X} <- List].

ならListの中でタプルの1つ目がmaleのアイテムを処理する
List2は[{man, mash}, {man, gaia}, {man, ortega}]となる

この辺はちょっと説明しにくい

今回は条件省いたけど
普通に比較演算子とか関数使って条件に合わせたものだけ
処理したり、処理のところに関数使ったりもできる
X*2で2倍にしてから返したりね
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無名関数は
fun(X) -> X*2 end.
とfunを関数名にして.の代わりにendで終了を示す

また、戻り値または引数に関数を使う関数を高階関数という
無名関数の中でも使えて、
戻り値に関数を返すときは
Add = fun(X) -> (fun(Y) -> X + Y end) end.
として、

Add5 = Add(5).
Add5(7). #=> 12

みたいに値を設定して使うことができる
上ではXを5として、とにかくなんにでも5を足すAdd5を作ってみた


次に、比較演算子は
=:=
/=
=/=
が珍しい

=:=は==と同じだけど型変換をしない
=/=は/=と同じだけど型変換をしない
Erlangでは!=の代わりに/=を使う
つまりnot equal

3 == 3.0 #=> true
3 =:= 3.0 #=> false

上の例なら分かりやすいかな?

けっこう重要なこと書き忘れてたけど
Erlangは最適化が必要なくなるように変数への代入が1回限り
2回目入れようとしたら

これは変数の束縛というらしい

正しくは=は代入の演算子ではなく、
パターンマッチ用の演算子で
RubyみたいにListから複数の変数に多重代入とかも可能

関数の引数みたいに[H | T]でListの最初の要素(ヘッド)を
取り出したりとかもできるよ

ちなみにヘッドだけ取り出すときはTはいらない
いらない変数は_で現すか、_を付けて_Tと現す

こうすると関数の中で使わなくても警告が出ない
使うか使わないか分からなければ_を付けとくといいかも

ちなみに_は特殊な変数で束縛されない
でも取り出すこともできない

「束縛」という意味は下を見ると分かるかも?

Var1 = 5 #=> 5
Var1 = 14 #=> エラー
Var1 = 5 #=> 5

束縛されてない変数に=を使うと変数が5に束縛される

違うものを入れようとするとエラーが出るけど
同じものを=で繋ぐと比較が行われるだけ
エラーにはならない

これは他の言語やってると珍しいね

Erlangではfor文が使えないようです(!

よって別に関数を作って再帰処理します
まぁ不便というよりは
ループの中身は別関数に分けるのが元々推奨されてるし

再帰処理のベタなプログラムといえば
階乗と相場が決まっているのでErlangで階乗のプログラム

-module(factorial).
-export([start/1]).

start(N) when is_integer(N) ->
  factorial(N, 1).

factorial(0, Res) ->
  Res;
factorial(N, Res) ->
  factorial(N-1, Res*N).

以上

最初の2行は前の記事を見てもらうとして
4行目のwhen is_integer(N)は前に言ったガードというもの

これに一致したときだけ処理をする
is_integer(N)はもちろん整数かどうかの判定です

1つ目のfactorialは0になったらResを返す

2つ目のfactorialはNを1ずつ減らして
Resに今のNを掛けていく関数

いちいち引数に前のループの結果を渡しているのは、
前の結果を保持する必要がなくするため

Erlangでは末尾再帰
(再帰に処理を渡した後、渡す側の関数でもう処理がない再帰)
にすれば、渡す側の関数は破棄されるので
引数に渡しておけば前の分のメモリ保持が必要ないから
必要最低限のメモリで再帰処理ができるらしいよ

まぁループないといってもmapとかforeachとかで
Listは簡単に処理できるからほとんど
ループなんて使わなくても処理できるけどね

まずはHello, Worldから
正直erlコマンドでBEAMっていう対話式のインタプリタに入って
io:format("Hello, World.~n").
で終わりなんだけど

せっかくなのでコンパイルできるファイルにしてみる

-module(hello).
-export([hello/0]).

hello() ->
  io:format("Hello, World.~n").

以上

-module(hello).がモジュール名の宣言
これはファイルをhello.erlにしないとダメ
つまりモジュール名とファイル名は統一する
他の言語と違ってイニシャルは小文字
大文字にするのは変数のみ

-exportは他の言語で言えばスコープをpublicにするのと同義
[]がListで、配列みたいなもん
helloが関数名、0が引数の数
Erlangはオーバーロードを使える上に
引数の数が違ったら同じ名前の関数でも
完全に違うものとして扱われるから引数の数の指定が必要らしい

hello() ->が関数の記述の開始

io:format()はioモジュールのformat関数を呼ぶ
Erlangでは\nの代わりに~nで改行
~sとか~pとか使って埋め込みもできます
そのときは
io:format("~p is ~p", ["Erlang", "Good"]).
でListを与えて置き換え

ちなみに.が関数の終了
複数行に渡るときは最終行だけ.であとは,で区切る
オーバーロードの時は.の代わりに;を使う

例えば

add({add, X, Y}) ->
  Z = X + Y,
  Z;
add({mul, X, Y}) ->
  X * Y.

{}で囲んだのはタプルといって、Listとは微妙に違うみたい
どこが違うかは知らん

add, mulは変数ではない
イニシャルが大文字じゃないし
これはAtomといって、Rubyとかのシンボルみたいなものかな

文字列みたいにそのまま渡せる
大文字を使いたかったら'Add'って感じに''で囲む
文字列は""しか使えない

Erlangの場合、引数の受け取りはパターンマッチで行う
[H | T]とするとListを最初の要素とその他で分けて受け取れるし
つまり上記の例のようにパターンマッチで分岐させることもできる

よってErlangではif文をあまり使わないらしい
ガードっていう条件まで付けれるし
同じパターンで違うガードの関数が増えるとcase文を使う

VirtualBoxにUbuntu 8.04を入れてErlangをインストールしてみた
前からUbuntuは入れてあったのだけど

最初はWindowsで普通にErlangやってた

でも途中でUbuntuがあったのを思い出して
せっかくだからUbuntuでやろうと思った

正直EmacsとかVimとか使ったことないから
Linuxでやる必要性は感じないけど
たまにはLinux系のエディタも使いたい
なんかデキる人みたいだし
キーボードだけで操作できるようになったら効率あがるし

まぁとにかくインストールしたわけです

最初は一気に飛ばすタイプなので書くことがいっぱい
次に続くw

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